このまま引きこもりになってしまうの? 


起きている間はずっとゲームかスマホばかり。明け方まで起きていて、日中はずっと眠っている。完全に昼夜逆転。何が気に入らないのか、ちょっとしたことで暴言暴力….. 

 不登校になると、「みんなが当たり前にできていることができない自分はダメな人間だ」と自分で自分を価値下げしたり、「自分はこれからどうなってしまうのだろう」という将来への不安に心を揺さぶられ、不安定になります。そうして崩れた心のバランスを安定させるために、ゲームやスマホに依存したり、暴言暴力など、周囲にとっては認められない行動にのめりこむのです。 

不登校の子どもさんはなぜ昼夜逆転した生活になるのでしょう? 

日中だと家にいる家族の存在や家の外の世界が気になって心が落ち着かないからです。夜であれば、家族は寝静まっていますし、外の気配も気にならないので、安心して過ごせるのです。 昼夜逆転、ゲーム・スマホ依存は放っておくしかない? 

不登校の子どもさんは、罪悪感や葛藤に伴うストレスから逃げるために、夜更かしやゲーム・ネット依存といった自分の内側に閉じこもる行動をとります。 そんな中で自分と向き合い、自分の状態や直面している現実を受け入れることができた時、そういった依存状態がおさまってきます。 

でも、それは簡単なことではありません。 

不登校の自分を認めるということは、他の多くの人が当たり前に送っている人生を歩めていない自分を認めることです。決まった時間に学校へ通い、部活動や課外活動を楽しみ、勉強に励んで、まっすぐに進学・就職するという「普通の常識的な人生」を送っていないという現実の自分。常識や普通から外れることは、とても怖く感じることです。
 でも、そうなってしまった自分を受け入れることができるのは、自分しかいません。自分を認めるにはとても時間がかかります。そのお子さんによってそこへ行きつくまでにかかる時間の長さや必要な労力の大きさもさまざまです。 

 

そんなお子さんへ親としてできることとは…、現実を受け入れる心情になるまで信じて待つことだけです。 

不登校の罪悪感が少しでも軽くなるように、「この子もつらいんだなあ・・・」と共感してあげること、「学校に行けないくらいであなたの価値は変わらない」と肯定してあげることが、親にできる事です。 

 

“見守る”は“何も言わずに構わないで放っておく”とは少し違います。 

親として苦悩する我が子を傍で見ていることはとても苦しいことです。 

一見さぼっているようにしか見えない我が子を信じて待つのは、多くのエネルギーを必要とします。

 
エネルギーを使、お子さんを信じて待つ、見守りを続ける
そんな親御さんを当ルームは応援します! お気持ちが少しでも楽になれるように、お支えいたします!!